頌春 敬礼三宝
第一条﹁和を以って貴しと為す﹂で始まる十七条の憲法では第二条に﹁篤く三宝を敬え。
三宝とは仏法僧なり。﹂と謳われています。即ち仏とは悟りを開いた人、法とは仏の説いた教え、僧はその教えをひろめる僧のこと
今から千四百余年前、聖徳太子は、物部守屋を討伐せんと河内稲村城へ向う途中、大和国信貴山に至りました。天空遥かに毘沙門天王が御出現され、必勝の秘法を授かりました。その時は奇しくも寅の年、寅の日、寅の刻(明け方三時~五時)でありました。太子はその御加護で勝利し、自ら天王の御尊像を刻み伽藍を創建、信ずべし貴ぶべき山﹃信貴山﹄と名付けました。以来、寅が三つ重なると聖徳太子にあやかって﹁毘沙門さまの御利益がいただける﹂と言い伝えられ、﹁寅﹂のことは﹁福﹂が授かる﹁福寅﹂と呼ばれてきました。又、七福神の中でも福随一といわれ、商売繁盛・金運如意・福徳開運の福の神として篤く信仰されています。。